夏空

NEWS

お知らせ

NEWS

Post:

【ライヴレポート前編】大阪・関西万博開催記念『ドリカムと夏祭り2025』”ここからだ!”in万博記念公園

2025年8月2日、3日、大阪だけのスペシャルな夏祭りイヴェント大阪・関西万博開催記念『ドリカムと夏祭り2025』”ここからだ!”in万博記念公園を開催。
それぞれに「ドリと踊ろう!Day」「ドリと歌おう!Day」の元、DREAMS COME TRUEをはじめとする豪華アーティストのライヴパフォーマンスが繰り広げられた。


DREAMS COME TRUE公式キャラクター「ドリクマ」「ワルクマ」、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」もステージに登場!
さらに、「ドリカムディスコ」と世界中から注目されているダンスの街・大阪で活躍するダンスパフォーマー、ABC朝日放送テレビ「おはよう朝日です」ダンス企画とのコラボレーションも実現!

8月2日(ドリと踊ろう!Day」)はNMB48、新しい学校のリーダーズ、Da-iCE、DREAMS COME TRUEが出演。
8月3日(ドリと歌おう!Day」)はMs.OOJA、SHISHAMO、いきものがかり、DREAMS COME TRUEが出演。
そして、出演アーティストがドリカムのカバーも披露するサプライズもあった。

<8月2日>
NMB48 / 『何度でも』
新しい学校のリーダーズ / 『晴れたらいいね』
Da-iCE / 『大阪LOVER』

<8月3日>
Ms.OOJA / 『三日月』
SHISHAMO / 『LOVE LOVE LOVE』
いきものがかり / 『未来予想図Ⅱ』 ※インストカバー

大阪・関西万博が開催されるなか賑わいを見せる大阪で、音楽を中心とした新たな夏祭りが誕生した。

『ドリカムと夏祭り2025 ここからだ! in 万博記念公園』だ。

 会場はタイトルにもあるとおり万博記念公園。そう、1970年の大阪万博の会場となった場所だ。まるで時空を超えて2つの万博がつながり、その結節点に『ドリカムと夏祭り』がなっているようなスペシャル感がある。ヘッドライナーのDREAMS COME TRUEはもちろん、ジャンルレスな多彩なアーティストが集い、歌とダンス、そして花火を存分に楽しめる、まさに〝夏祭り〟となったイヴェントの模様をレポートする。

【8月2日(土)】

 オープニングは、朝日放送アナウンサーの岩本計介さんとFM802でパーソナリティーを務める加藤真樹子さんのMCで進行、と思いきや、いきなり中村正人の登場に会場が沸く。

 ドリカムと大阪はバンドの結成初期からずっと濃い絆で結ばれている。最近も社会人と大学生が一同に集う史上初の駅伝大会「大阪・関西万博開催記念ACN EXPO EKIDEN 2025」に「ここからだ!」を楽曲提供したことでも話題となった。

「もう大阪はマイホームタウンですから。住んでいるようなものです(笑)」(中村)

 オープニングではさらにゲストが登場。大阪・関西万博公式キャラクターのミャクミャク、そしてドリカムからはドリクマとワルクマ、ABCのキャラクターエビシーと「おはよう朝日です」の朝おき太くんがステージに入り乱れるボーダーレスなお祭り状態がいきなり出現。

 初日のテーマは「ドリと踊ろう!DAY」ということで、新しい学校のリーダーズ、NMB48、Da-iCE、そしてDREAMS COME TRUEの4組が熱いステージを繰り広げた。

 トップバッターは大阪を代表してNMB48。

 代表曲の「ナギイチ」でいきなり会場を盛り上げ、ステージをいっぱいに使ったフォーメーションダンスでオーディエンスを魅了していく。4月にリリースした「チューストライク」はユーロビートと歌謡曲が絶妙にマッチした楽曲で、まさに“躍る”というテーマにピッタリだ。そして6曲目にはドリカムの名曲「何度でも」のカバーをオリジナルのダンスで披露。ラストは70年大阪万博のテーマ曲「世界の国からこんにちは」をオマージュした「繋ぎ歌〜世界の国からこんにちは〜」が万博記念公園の広い空に響き渡った。

 アメリカのカリフォルニア州で開催される「コーチェラフェスティバル」に出演するなど、活躍の場を世界に広げる新しい学校のリーダーズが登場。低⾳が響く「Go Wild」の攻撃的かつポップなビートがフェスの空間を独⾃なものに作り上げていく。「オトナブルー」ではSUZUKA が会場を練り歩きながら、ときにはオーディエンスとコミューケーションをとりながらパフォーマンスしていく。

⼭本リンダの「狙いうち」に続いて披露したカバーは、ドリカムの「晴れたらいいね」。サビではオーディエンスの⼿が左右に振られ、幸せな⼀体感に包まれた。3⽉にリリースした「One Heart」の詞世界とひと繋がりになるようなセットリストの妙も感じられ、さすがのステージで⼤いに盛り上げた。

 Da-iCEは登場時に代表曲「CITRUS」のアカペラを披露し、そのしっとりした世界からシームレスにファンキーな世界に突入し、彼らのボーカル&ダンスのスキルの高さがよくわかるステージングで観客を魅了。

その後披露したのはドリカムの「大阪LOVER」。『The best covers of DREAMS COME TRUE』に参加し、MVも話題となったカバーは格段の表現力だ。オーディエンスと一緒に細かいクラップをリズミカルに刻む「Tasty Beating Sound」では、リーダー工藤大輝のアドリヴ俳句「大阪に ドリカム愛を 打ち上げろ」が炸裂。続く「スターマイン」での〝ドリカム ドリカム〟の煽りも含め、〝ドリ愛〟感じさせるそのときその場所でしか体感できないパフォーマンスを瞬時でクリエイトしていくDa-iCEのライヴは圧巻だった。

 このイヴェントを象徴するダンスコーナーでは、ドリカムの名曲で会場全体を巻き込んだダンスグルーヴが発生した。

「ドリであそべ! ドリでおどれ!」をテーマに全国でダンスイヴェントを展開する「ドリカムディスコ」からGOTOとドリクマ&ワルクマが、世界中から注目されているダンスの街・大阪で活躍するパフォーマーW-UNITYとsoil +iVoryがミャクミャクと、そしてABCからはエビシーとおき太くんがおは朝ダンサーズとともに「ここからだ!」を披露するスペシャルコラボ・ステージが実現。夏祭りのクライマックスに向けて最高の盛り上がりを見せた。

 イヴェントがスタートしたタイミングでは強烈な日差しを降り注いでいた太陽は、DREAMS COME TRUEがステージに上がる頃にはすっかり沈んで、ステージの照明が会場に映えるようになっている。「うれしい!たのしい!大好き!– DOSCO prime Version –」のイントロがかかると大きな歓声が上がり、吉田美和が登場するとさらに大きな声に会場が揺れた。

「この熱い空気とみんなの熱気と、ここまでのアーティストの素晴らしいライヴを見ながらうちら出なくても大丈夫じゃね?って思っちゃった(笑)」(吉田)

「出た方がいいでしょうね(笑)」(中村)

 2人の安定したやり取りにほっこりさせられながらも、ここまで紡いできたアーティストとオーディエンスへの最大級のリスペクトが滲む。

 「G」「スピリラ」と、前者はクラブのフロアで、後者はストリートで映える、ここ数年ドリカムがリリースしてきた野心的なビートを搭載した楽曲が野外のオーディエンスを揺らす。さらに「SUNSHINE」のラテンビートで昼間の太陽を連れ戻すようなぶち上がり方をする。

 「みんなが歌ってくれたり踊ってくれたりするこの曲は本当に幸せだよ。しかもここでできるんだよ!」と吉田が言ってパフォーマンスしたのは「大阪LOVER」。

 ラストはこの曲「ここからだ!」。オーディエンスがタオルを振り回すドリ史上初の楽曲はスリリングな展開と極太のビートに踊らずにはいられないハイパーなダンスチューンだ。ステージと会場が一体となってこのフェスのゴールに向けてラストスパートに入る。アンコールの「決戦は金曜日 – DOSCO prime Version –」の盛大な〝ネオ盆踊り〟が炸裂すると、夜空には花火が上がった。『ドリカムと夏祭り』な1日を彩っていった。

【8月2日セットリスト】
<NMB48>
overture(NMB48 ver.)
M1 ナギイチ
M2 恋するフォーチュンクッキー
M3 チューストライク
M4 カモネギックス
M5ワロタピーポー
M6 何度でも(DREAMS COME TRUE)
M7 繋ぎ歌 〜世界の国からこんにちは〜

 <新しい学校のリーダーズ >
M1 Go Wild
M2 Toryanse80's introduction
M3 オトナブルー
M4 Arigato
M5 狙いうち
M6 晴れたらいいね
M7 One Heart

<Da-iCE >
M1 FAKE ME FAKE ME OUT
M2 Funky Jumping
M3 大阪LOVER
M4 I wonder
M5 Tasty Beating Sound
M6 スターマイン
M7 ノンフィクションズ

<DREAMS COME TRUE >
M1 うれしい!たのしい!大好き! - DOSCO prime Version -
M2 G
M3 スピリラ
M4 SUNSHINE
M5 大阪LOVER
M6 ここからだ!

EC 決戦は金曜日 - DOSCO prime Version -

ライヴレポート後編へ続く)

Text / 谷岡正浩